思いやりrivacy policy
      
      
      
        
        
          
          昔、日蓮宗の高僧に優陀那日輝和上(うだなにちきわじょう)という僧がいました。
          上人は石川県の金沢にある充洽園(じゅうごうえん)という、
          お坊さんが修行する学校の校長先生でした!
          
          ある日、その学校で盗難事件が多発します!
          やがて犯人が捕まります・・・。
          窃盗の現場を押さえられたのでしたヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!
          犯人は学校の学僧であり、すぐに日輝上人のもとへ
          連れられた処罰を待ちます・・・。
          しかし、いっこうに性分の発表がありません。
          そこで学僧の代表者達が、日輝上人のもとへ行き、直談判しました!
          
          「私たちは、あの男と一緒に修行ができません。あの男の処罰がないのなら、
          私たちはここを去ります」
          
          
          
          すると日輝上人は言われました!
          
          「そうですか…。仕方ありませんね…。
          あなた達は去ると良いでしょう…。」
          
          驚く学僧達に、上人は説明されます。
          
          「あの男はどこへ行っても勤まることはないでしょう。
          それで、あの男を私の側に置いてやりたいのです。
          あなた達であれば、どこへ行っても大丈夫。
          しっかりやりなさい!」
          
          日輝上人の心を知った学僧達は、自分の間違いに気付いたそうです。
          後に、上人の言葉を聞いた犯人も、涙をながして反省し、
          見事に立ち直ったと伝えられています♪
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          ・・・・
          私たちを目覚めさせてくれるのは、優しい言葉であり、
          思いやりの言葉ですね。
          冷たい処罰は、時に人の心を頑なにすることもあります。
          そのことを、この事例は教えてくれていますね!