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〜迷っても悟っても仏さまの中〜

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運想の意味privacy policy


運想(うんぞう)は、お題目を唱える前に拝読します。とかくするとお題目は単調な繰り返しに陥ってしまう恐れがあります。そこで運想を唱え、自身の心を集中させて一瞬の心に三千の法界が備わってる事を確認します。お題目を想い運らすという意味です。

(原文)
唱え奉る妙法は。是れ三世諸仏所証の境界。上行薩?霊山別付の真浄大法也。一たびも南無妙法蓮華経と唱へ奉れば。即ち事の一念三千正観成就し。常寂光土現前し。無作三身の覚体顕れ。我等行者一切衆生と。同じく法性の土に居して。自受法楽せん。此の法音を運らして。法界に充満し。三宝に供養し。普く衆生に施し。大乗一実の境界に入らしめ。仏土を厳浄し。衆生を利益せん。

運想

(意訳)

 お唱えする南無妙法蓮華経は、過去・現在・未来のすべての仏さまが到達した悟りの境地です。それを法華経の中で、釈尊が上行菩薩に末代へと伝えるように委ねられた、まことに清らかで大いなる仏法であります。
 この南無妙法蓮華経を一度でも唱えると、釈尊の教えを自分の心に受け取り、体得する事ができます。すると目の前に、悟りを確かめる事ができ、久遠という永遠の仏さまの本体が明らかになります。この教えを一心に行う者は、仏法の真理に包まれて、自然と楽しみを得る事ができます。お題目を想い運らして三宝に供養を捧げます。その結果、仏さまと同じ境地にたどり着いて、私達が住んでいる世界を仏の浄土と感じ、救いをもたらしてくれるのです。